世界に類を見ない日本酒独自の製造方法に「三段仕込み」と呼ばれる仕込み方法があります。酒母を造った後、「添(そえ)」「仲(なか)」「留(とめ)」と三回に仕込みを分けて順次仕込量を増量していくやり方をいいます。その中で「添」と「仲」の間に休みを設け、酵母菌の増殖を促します。これを「踊(おどり)」と呼び、通常は一日間です。本品はその踊期間を2日もしくは3日間にし、酵母菌を十分に増やし力強い発酵を目指しました。出来上がりは味と香りに幅が広がり、独特の風味を楽しめます。充分に
<杜氏のひと言メモ>全国新酒鑑評会への出品酒と同じ酵母を使い、しっかりとした含み香を持たせました。引き締まった味の中に米の旨みの余韻が残ります。
「かねじゅう 田むら」は、よく吟味した米と酵母を用い、洗米、蒸米、麹、酒母、醪と手間を惜しまず、大吟醸造りと変わらぬ最高の技術を投入した渾身の純米吟醸酒です。
昼夜を問わず杜氏がつきっきりで、我が子を育てるように可愛がって醸しだしました。手間がかかる究極の火入れ方法である瓶燗を採用しています。ボディがしっかりした厚みのある味わいが特徴です。「かねじゅう 田むら」は使用米による違いを味わえる「米違い」の楽しさ、奥深さを提案します。
黒瀬安光氏は業界初の焼き芋焼酎の開発など新風を吹き込みました。扱う麹の種類の多さ、麹に精通した老練杜氏として、いまなお、日々蔵の焼酎の観察を続け、焼酎との対話を絶やしません。
鹿児島酒造の焼酎は飲んでいただくと実感できると思いますが、その香りのよさが独特のものであり、そのうまさに魅了されます。
ぜひおすすめしたい芋焼酎です。
<日本酒「純米吟醸 黒兜 山田錦」>秘伝の麹づくりをもとに試行錯誤を重ね、 焼酎の黒麹で仕込んだ、全国的にも数少ない純米吟醸酒。 甘やかな吟醸香、とろりとした口当たり、 生果実を思わせる爽やかな酸味と濃醇なコクは、 今までの日本酒の印象を変える味わいです。 ろ過をせずに旨味を残し、搾ってすぐに瓶詰めした こだわりの逸品。あわせる料理のジャンルを問わず、 美味しさを引き立てる力強さがあるお酒です。
<麦焼酎ちくご胡坐>封を切ると漂う、麦を焦がしたような芳ばしい香り。 濃厚な味わいに、ビターチョコのような程よい苦味。 常圧蒸留後、無濾過で2年間しっかりと自然熟成させた 骨太く迫力ある味わいが印象的な焼酎です。 ロック・水割りがおすすめで、特に水割りは潜んでいた 甘みと旨みが現れ、肉料理や、脂の乗った刺身などともよく合います。
日本酒・麦焼酎ともにぜひお試しください。
愛知県豊橋市佐藤3-19-12
0532-62-5733